教科書に載っているような歴史上の人物のなかには、医学者が多くいます。古代ギリシャのヒポクラテスは「医学の父」と称えられ、16世紀・ルネサンス期のヴェサリウスは「近代解剖学の創始者」とも言われています。19世紀に進化論を提唱したダーウィンも、初めは医学を学んでいました。
もちろん、優れた医学者は海外だけでなく、日本にも数多く存在します。たとえば、『解体新書』で知られる杉田玄白や、世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術を成功させた華岡青洲などが挙げられます。
また、日本へ西洋医学を伝えたシーボルトや、海外へ渡りペスト菌を発見した北里柴三郎など、国境を越えて活躍した医学者もいます。彼らの功績は、日本の医学の発展に大きく寄与しました。
本展示では、それら著名な医学者による古医書に焦点を当て展示します。西洋医学の精巧な図譜、東洋医学のユニークな描写、東西の交流の歴史を感じられる資料と一緒に、医学の世界をどうぞご覧ください。
8月01日(金)~11月3日(月)
月~金 9:00-21:00
土日祝 9:30-17:00
※8月12日(火)~8月17日(日) 休館
九州大学医学図書館
(病院キャンパス:福岡市東区馬出3-1-1)アクセスマップ
観覧無料
無料
一般、在学生、教職員、その他
定員ナシ
申込不要