人権教育推進員の古賀先生を迎え「内浜好齢大学～考えようみんなの人権～」を開催しました。まず人権DVD「夕焼け」を鑑賞しました。『ヤングケアラー』を題材にしていて、主人公が、幼い弟の世話、家事全般の担い手など、その責任の重さに驚かされ、子どもが本来経験すべき学校生活や友人との交流、部活動等に時間を費やす年代にも関わらず、自分の時間を犠牲にしている状況に胸が締め付けられました。また、彼らが抱える困難に気づき、手を差し伸べることの重要性。ヤングケアラーの問題は、決して一部家庭の問題ではなく、社会全体で取り組むべき課題なのだと改めて認識させられました。続いて、「人権マップ」を用いて学習しました。普段意識していなかったけれど、こんなにも人権に関わる場所があることに驚き、それぞれの場所の持つ意味や、そこでどのような人権が守られているか、課題はあるのか？について深く考える貴重な時間となりました。参加者の皆さんが、マップを見ながら主体的に考え、新たな発見をされている姿がとても印象的でした。