公民館事業体験記「クリスマスキャンドルナイト」@堤公民館 NEW

参加イベント:クリスマスキャンドルナイト

主催:堤公民館開館50周年記念事業実行委員会、堤地区社会福祉協議会、堤公民館

日時:2025年12月6日(土) 準備13:00~、イベント=17:00-20:00

キーワード:灯明、つながり、多世代、クリスマス

体験者(レポート筆者):福岡市役所/市民局/生涯学習課/主任社会教育主事 永田

 冬晴れの佳き日、堤公民館の50歳を祝うクリスマスキャンドルナイトイベントがあると聞き、公民館と同級生の筆者は6歳の娘アメを連れて出かけてきました。

 集合時間に遅れること30分、あせりながら受付に参りますと、「お手伝いに来てくださったんでしょう? 聞いていますよ」とやさしく迎えていただきました(スミマセン!)。テープで名札をつくり、会場となる公民館下の空き地に向かいます。そこにはすでに下絵が描かれてあり、30人以上の人たちがきびきびと動いていました。灯明の紙袋に砂を詰める人、色とりどりの灯明を運ぶ人、図案を基に灯明の置き場所や置き方を指揮する人、皆さん役割分担ばっちりです。筆者とアメも灯明運びに加わります。公民館主事の大木さんを見つけごあいさつ。大木さんが館長や皆さん方に筆者を紹介してくださいました。

遅刻した間にしっかりとしたミーティングがあった形跡がうかがえました(汗)
下絵と図案に沿って灯明を置いていきます

 4人の若者がいたので、話を聞いてみますと、福岡大学で添田先生のもと社会教育を学ぶ学生だということでした。「実習で堤公民館にお世話になったので今日手伝いに来ました」とのこと。アメは早々に親元を巣立ち、このお兄ちゃんお姉ちゃんたちと一緒に行動し始めます。

斜面に灯明を設置する大学生と6歳児。斜面では割りばしで灯明を支えます

 筆者は、博多区役所在席時に博多灯明ウォッチングで3年間、櫛田神社(冷泉まちづくり協議会・冷泉公民館の担当会場)の現場をご一緒したことがあります。また、南区役所在席時には「こんにちは区長です」で「はなはた灯明のつどい」「西高宮・灯りのともる新池まつり」を訪問した経験もあります。元祖となる博多部では4小学校の統合に際して「博多がのうなる(なくなる)」という危機感から灯明ウォッチングが始まったと聞きました。各地に広がりを見せているのは、このイベントがただ美しいだけでなく、準備にとても多くの人手を要するからこそ「人と人とをつなぐ絶好の機会」になり得るからだとみています。ともすれば「労働」のようになってしまうほど準備作業が大変ですから(今回も久しぶりに灯明にろうそくを仕込みながら「田植えっぽいな」と感じました)、「おしゃべり」や「休憩」がとても大事です。堤の皆さんはそこを心得られていて、お茶にお菓子の休憩時間はおしゃべりにも花が咲きました。また、作業がひと段落し、あとは点灯を待つだけとなった時には「ごくろうさまでした」のおにぎりがふるまわれ、アメもわたしもありがたく2個ずつ(!)いただきました。

「灯明師」尾方さん(九州コミュニティ研究所、黄色いパーカーの男性)と堤の皆さん
たくさんの人のかかわりを要するイベントです
点灯前の記念撮影(写真提供=堤公民館)

 もうすぐ日が暮れようかというころ、手分けして一つひとつのろうそくに火を灯していきます。図案の意匠は「亀」。50周年を迎え、これからも、ゆっくり、ゆっくり、歩んでいくよという意思表明だということでした。子どもたちや地域の皆さんもだんだんと集まってくる中、すべてのろうそくを点け終わり、外から灯明を眺めますと、準備の苦労が報われたような、晴れやかでおごそかな気持ちになります。主催の皆さんは交通整理(来場者の安全確保)や受付、PRと最後まで余念がありません。

鶴は千年、亀は万年、堤は50年。ゆっくり、ゆっくり
季節外れの(灯明の)桜が咲きました
たくさんのお祝いメッセージが寄せられていました

 灯りの中に見つけた、城南区地域支援課・横内課長(当時)のメッセージを(勝手に)引用して、拙稿を結びたいと思います。
「50周年おめでとうございます! 堤地区の皆さまがしあわせに『つつみ』こまれますように」
 堤の皆さん、ありがとうございました! おにぎりごちそうさまでした! 2、3日じんわり体が痛かったです!