「人権講座~部落差別の今!当事者の思い~」を開催しました NEW
内浜公民館 2024年11月21日
昨年に引き続き、城ノ原人権のまちづくり館の平山館長をお招きして、人権運動の歴史から、今現在の同和問題まで幅広く学習しました。
部落差別の現状は、2016年12月に、部落差別解消推進法が成立し、部落差別がいまだに存在することの認識が法律で新たに示されました。部落差別は日本国憲法に照らして「許されないもの」「解消することが重要な課題である」と明記されました。国家的な確認がされたのは大きな変化でした。
平山館長の同和問題の関わりは、結婚と同和地区のまち館職員になったことからでした。自らの体験談と部落差別の今を、資料も沢山準備していただき丁寧に語っていただきました。今でも、「部落差別は放っておけばなくなるのでは?」「寝た子を起こすな」という声も聞きますが、近年はSNSやインターネット上で部落問題についてのデマや偏見・差別情報が氾濫し、新たな部落差別の形態が生まれています。もう、自然消滅なんて無理!寝た子はネットで起こされます。そして、無知・無理解・無関心だった人達はデマや偏見を鵜吞みにして差別をしてしまう・・・。改めて、同和問題についての学習、人権教育の大切さを実感した学習となりました。