【講義内容】
厳冬期のアラスカ山脈(米国、アラスカ州)は気温マイナス50度、風速50メートルにもなる過酷な世界です。北極圏特有の猛烈なブリザードが登頂を困難にさせ、世界中で最も危険な冬山の一つとされています。この冬山に挑み続けて10年目の2007年3月、アラスカ州第三の高峰フォレイカー(5,304m)の冬季単独登頂(世界初)に通算4度目のチャレンジで成功しました。
講演では2007年のフォレイカー登頂をメインに、登山を始めたきっかけ、準備やトレーニング、登山中の危機管理と安全対策、”九死に一生を得る”エピソード、1998年3月の北米大陸最高峰でなり(マッキンリー 6,190m)冬季単独登頂(世界で4人目、史上最年少)、夜空に舞うオーロラとの出合いやアラスカの人々との交流など、この25年間で経験したことをスライドを用いてわかりやすくお話しします。
・1999年 青年版国民栄誉賞「TOYP大賞(現・人間力大賞)」(日本青年会議所主催)受賞
・2011年 第15回(2010)「植村直己冒険賞」(兵庫県豊岡市主催)受賞